
プロレス全盛期に少年時代を過ごし、真剣に観戦していた初老男性 : 2名
プロレスが八百長だと薄々感じたが、友達と技を磨いた世代の男性 : 2名
あの苦しみから復活する姿に感動し、涙して振るえるおっかけ元少女 ; 2名
昔のプロレス好きは、テレビの前に陣取りちゃぶ台を叩きながら、外人レスラーに痛められると自分のことの様にこぶしを握り締めてガマン、優勢になると肩を振るわせながらすぐロープに登ろうとする、どこの家庭にもいる父ちゃんだった。
いつも流血騒ぎを起こす「上田馬之助ちゃん」 今回もやってくれました
なぜか、凛々しい姿を見せています
私は血の付いたTシャツ3,000円を買いました
「いざかや吉」で行った
プロレス愛好会の模様
私はリング開場2時間前に「元気館」に入り、リング準備の状況やレスラーの状態を隙間からチェックながら元気館の周りをぐるぐる回っていたら、「わしは高原で一番に券を買うた」と鼻息の荒いオジサンが元気館の周りをぐるぐる回っていました。「あんたは何処で買うたん?」と聞いてきたので「私は会社が買ってくれたので、チャリティーでもあるしシブシブ来た」と応えておいた。何で2時間も前から二人で元気館の周りをぐるぐる回っているのだろうか。

続いて来たのが一眼レフ少女2名。前のプロレス講演会場から引き続き観戦しに来ているみたいで、レスラーとも親しそうに話していた。
この女の子たちは何を目的に、連戦する会場をめぐっているのだろうか、果てしない感動をかみ締める。
この女の子、リングサイド最前列でレスラー直前にいるにもかかわらず、望遠レンズ一眼レフカメラでレスラーを激写。かなり大きいレスラーの顔を、もっと大きく写して何が楽しいのだろうか。
試合中に外では雪が降り積もり、ノーマルタイヤの車では身動きできない状況に成った。私はワゴンRを乗り捨て、皆さんと一緒に矢上の居酒屋「吉」へ行くことになったのであるが、あの女の子たちは大丈夫だったのだろうか。心配である。
もっと心配なのが居酒屋「吉」で酔っ払い、ハイテック第2応接室で起こした事件である。むかし新幹線の忘れ物で多いのが「傘と帽子、なかには遺骨や入歯も有ります」と聞き「そんなやつはおらんだろう」と思っていましたが、私でした。「情けない」(大田寛人さんありがとう一礼)

3日後、元気館に乗り捨てておいたワゴンRを現場技術の堀野さんと取りに行った。車は雪に埋もれていたが、ワイパーは上に持ち上げてあった。私はそんなことをした覚えはない。きっとあの2時間も前から二人で元気館の周りをぐるぐる回ったオジサンがワイパーを上げてくれたのだろう。けっこう良い人である。
