2020年10月30日

サツマイモ!

令和2度10月のブログ担当Yです。
私は、自宅の裏にある畑で毎年サツマイモ(品種;紅はるか)を作っており、この10月は収穫の時期です。

5月中旬頃から畑の準備を行ないます。
植え付け10日ほど前に、土をよく耕し、幅45cmほどの畝を作ります。水はけと通気性をよくするため、高さ20〜30cmの高畝にします。畝間に水たまりができないよう、排水にも気をつけます。
また、サツマイモは収穫まで長期間になるので、雑草を防ぐために「マルチング」をします。

肥料は、サツマイモの組織内には、空気中の窒素を固定する微生物(アゾスピリラム)が共生していて、自ら栄養分を作り出します。
また、肥料が多いとツルばかり伸びて芋の生育が悪くなる「つるボケ」になるため、肥料は最小限(または施さない)で育てます。尚、追肥は一般的には行わず、全量を元肥で施します。
バランスのとれた配合肥料がオススメです。また、イモの肥大にはカリ成分が関係するため、「草木灰」などを多めに入れると良いです。リン酸の要求度は小さいのですが、イモの甘みを増します。

準備が出来たら植え付けです。
株間30cmでマルチに穴を開け、深さ10cmくらいの楕円形の植え穴を掘ります。
植え穴の底に寝かせるように苗を置いたら、土をかけて鎮圧します。この時、塊根の基となる不定根が良く出るよう、3〜4節が土に埋まるように植え付けるのがポイントです。
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株が成長し、伸びたツルが土につくと、葉のつけ根の部分から根を出します。
芋は根に養分が蓄積したものなので、放っておくと地表を這うツルにも芋がつき、養分が分散してしまいます。
それを防ぎ、植えつけた部分の芋だけを肥大させるために、つる返し(ツルを引き上げて土から根をはがし反転する)を行います。
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面に根を張ったツルの先を持ってたぐり上げ、根こそぎ剥がしたら、ツルをひっくり返して葉の上に乗せておきます。
つる返しは、根を出したツルを見つけたらその都度行います。

収穫は植え付け後110〜120日で収穫できます。
掘った芋を乾かすため、晴れた日の午前中に収穫しましょう。
株元でツルを切り、マルチをめくったら、芋を傷つけないように、クワでまわりから掘り起こして収穫します。
収穫予定の1週間前に地上部のつるを刈り取っておくと、芋にデンプンが転流し甘みが高まります。
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今年はなかなか良いサイズの芋が収穫できました。
サツマイモの主成分は炭水化物ですが、収穫直後はそのほとんどがデンプンであるため、あまり甘くありません。
収穫後1〜2週間保存すると、デンプンが果糖などの糖類に変化して甘くなります。
また、9℃以下の低温で糖化が進むと腐敗しやすくなり(冷蔵庫保存は厳禁)、15℃以上になると
芽が出るため、貯蔵する際の適温は12〜14℃くらいがベストです。
うちでは、イモを新聞紙に包んでダンボール箱に入れて家の2階で保存しています。
この方法で保存すると大体来年の5月ぐらいまでは食べられます。

発泡スチロール箱に保存するなら、蓋に空気穴をあけておきましょう。サツマイモは収穫後も呼吸しているので、密閉すると腐りやすくなります。




posted by 大屋 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | その他